20代の境界性人格障害の特徴

20代の境界性人格障害の特徴

20代の境界性人格障害の特徴

20代になると、進学や就職により親元から離れ、一人暮らしを始める人が多くなります。

 

20代の境界性人格障害の人にはどの様な特徴があるでしょうか。

 

境界性人格障害の特徴:20代

20代になっても感情のコントロールが上手く出来ず、「見捨てられ不安」は抱えたままの状態の為、その点ではまだ子供ではありますが、大人になった事によって知識も付いていますので、自分が依存出来るターゲット(友達もしくは恋人)を作る為に魅力的な自分を演じ出すという特徴があります。

 

女性の場合は化粧も念入りに行う為、初対面の人には非常に魅力的に感じます。しかし精神的に不安定な為、同じ人に対しても日によって態度が異なる場合があります。

 

心を許せる友人もしくは恋人(ターゲット)が出来た場合に、どんな事をしても自分の事を見捨てないかを試す様になり始める為、人間関係に大きく問題を起こしやすくなります。

 

電話やメール、LINEで友人や恋人からすぐに返信が無いとヒステリックになります。また恋人に関しては特に無理な要求をする様になり、自分以外の異性と接触する事を禁止したり、夜中に急に家へ呼び出すようになります。友人または恋人からのメールの返事が遅い、または返信が無い場合や、自分勝手な振る舞いを友人や恋人から注意されると、リストカット等の自傷行為を行ってしまいます。

 

リストカット以外の自傷行為は過食(その後嘔吐する)、睡眠薬の過剰摂取です。これを何度も繰り返す為、友達も恋人は疲れ果て、逃げて行ってしまいます。

 

その他にも二極思考により、「幸せ」か「不幸せ」かの状態しか感じず、「幸せ」である状態を求める為にセックス依存症や薬物依存症、アルコール中毒になってしまう場合があります。

 

他人に対しても二極思考により「好き」か「嫌い」で別ける為、嫌いな相手には非常に攻撃的な言動を取ります。

 

20代になると、自分の思考や行動、状態について疑問を持ち、精神科や心療内科へ自主的に通院を始める人も多くなります。

 

カウンセリングを受け、必要があれば投薬治療も受ける事によって、生活しやすい状態に少しずつですが変わって行ける様になります。

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