境界性人格障害の社会的支援

境界性人格障害の社会的支援

境界性人格障害の社会的支援

「境界性人格障害」は人間関係を破壊する厄介な病気と言われますが、治らない病気ではありません。

 

ゆっくりと長い時間を掛けて信頼できる医者に掛かりながら、患者自身が自分を受け入れて治そうと自覚していく努力が必要です。

 

信頼できる良い医者に出会う

「境界性人格障害」の患者の場合、精神科に受診しても医者自身が厄介な患者が来たなと心中で考えてしまうことがあるようです。

 

そうすると、人の感情に敏感な患者は医者に対して良い感情を持たず、治療自体出来なくなります。

 

良い医者に出会うためには「境界性人格障害」に熟知している医者の情報を手に入れることです。

 

インターネットや患者の会のような場を借りて情報収集することをお勧めします。

 

「境界性人格障害」に詳しい医者や病院には、入院施設やデイサービス、リハビリテーション施設を常設しているところもあります。

 

患者が信用できる家族や友人と一緒に、言葉にして相談することが治療への第一歩になります。

 

本人の意志と辛抱強いサポート

いくら周りの人が病院や相談することを進めても本人にその意思や、自覚がないと症状は改善しません。

 

各県市町村によっては、「こころの健康センター」「適応障害への治療、援助」「社会復帰リハビリテーション」施設、「職業訓練施設」など、本人や家族のサポートや相談に乗ってくれる施設や訓練施設があります。

 

精神科に通院して投薬治療とカウンセリングを行いながら、平日はリハビリセンターや訓練施設に通って、社会に適応していく準備をすることが出来ます。

 

いきなりうまくいくことはないでしょうが、失敗したら失敗してもやり直せることを何度も繰り返していきます。

 

根気よくサポートしてくれる社会基盤と、一緒に治療していく身近な人の力が必要になります。

 

通所施設の限界と入院生活での成長

社会復帰訓練にはリハビリとデイサービス利用など通所して、みんなと一緒に作業したり、趣味や娯楽で自立を目指しますが、通所の場合日々周りの人の様子に変化があったり、帰宅後の様子は管理できないので限界があります。

 

本人の治したい意志と自己を見つめなおすためには、出来れば一定期間入院することで、体力も付き心の成長も見込めます。

 

精神障害はどうしても、引きこもり気味になります。

 

各市町村の福祉課には相談窓口もありますから、治療の為にどうしたら良いか、自立支援を受ける為の手続きなど相談して、出来るだけ早く治療開始することをお勧めします。

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