境界性人格障害と逆転移

境界性人格障害と逆転移

境界性人格障害と逆転移

逆転移とは境界性人格障害の人が治療をする側に対して抱く感情のことを指します。

 

これは「カール・グスタス・ユング」の深層心理学の考え方で、カウンセリングつまり「対話」をしてお互いの気持ちを近づいていくということ。

 

その答えにあるのが「無条件の愛」につながっていくと言われています。

 

境界性人格障害の治療をするのは専門医にとって嫌がる仕事でもあるのです。

 

その理由とは一体何でしょうか。

 

中立な立場を保つこと

境界性人格障害の人は自分のために何かしてくるのかどうかを試すために、問題行動を起こします。

 

行動を起こして相手の出方を見ているのです。この状況が「逆転移」の状況。

 

この状況で怒りを覚えることも多々あるそうですが、つねに冷静に中立な立場つまり誰とも公平な関係を保ち治療を行うのです。

 

逆転移のリスクをどうか抑えるのか

境界性人格障害の治療を見てみると、治療の初期段階に「試し」が行われ治療する側の怒りや困っている顔を見て喜んでいたり、「自分のことを思ってくれない」という態度を示す傾向が高い。

 

その場合は治療する側の人間はその行動そのものを受け止めて、治療される側の当事者達自ら感情を理解する機会を与えるように持っていくのです。

 

これが逆転移の防止です。

 

常に試しと逆転移の防止の繰り返しが日々行われているということ。

 

専門医のスタッフの悪口が飛び交っても自傷行為をしても反応しない。

 

無理難題の欲求は全て専門医を通してから対応することを徹底する。

 

境界性人格障害の「私が1番」は通用しないことを気付かせるまで続けられる気の遠くなる対応ですね。

 

時には他の患者さんと比較して治療法を批判する場合も、中立かつ冷静に対応しないと治療スタッフの組織そのものが崩壊する恐れがあるので、これらの対応が1番適しているということです。

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