境界性人格障害 被害妄想

境界性人格障害の被害妄想

境界性人格障害の被害妄想

境界性人格障害の人は、被害妄想をしやすく、時には、幻聴や昏迷といった症状も現れることもあります。被害妄想は、自分の周りで起こっている出来事、周りの人が言っていることなど全てが悪いように解釈され、自分が攻撃されている勘違いしてしまう症状です。そして、その症状が自分の悪口として、幻聴や無反応・無言になるなどの昏迷になり現れてくることがあります。

 

被害妄想が酷いときには、天気予報などテレビの情報ですら自分を裏切ったと思ってしまいます。そのため、統合失調症と勘違いされるということもあります。

 

この症状がおこる原因は、見捨てられ不安や0か100という考え方の二極思考といった境界性人格障害の特性があるのです。

 

統合失調症と違うところ

統合失調症と勘違いされやすい被害妄想で、誤診されるということも少なくなかったものですが、統合失調症とは違うところがあります。
それは、一過性であるかどうかということです。統合失調症の人は、長期間治療が必要となり、絶対に治るとは限りません。ですが、境界性人格障害の人は、わりと短期間であり、治すことが可能になります。

 

幻聴や昏迷の症状が現れたからといって統合失調症と勘違いしないようにしてほしいと思います。適切な処置をすれば、境界性人格障害の人の場合は、必ず治るということを覚えておいてほしいです。また、今現在被害妄想でお悩みの方もしっかりと薬の服用やカウンセリングなどを受けながら、被害妄想に拍車がかからないようにしていってほしいと思います。

 

境界性人格障害の人の症状は、様々な精神疾患を併発するものです。一つ一つ適切な対処をしていくことが大切になってきます。

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