境界性人格障害と陽性転移

境界性人格障害と陽性転移

境界性人格障害と陽性転移

陽性転移とは心理療法の最中に、治療を受けている当事者が過去に出会った人やモノに対しての感情を治療する専門医に向けることを指します。

 

「尊敬」「信頼」「感謝」を専門医に伝えたり、態度で示したりするわけです。

 

境界性人格障害の陽性転移はどうか

境界性人格障害の人の感情転移は大半は逆転移(問題行動を起こして、相手の出方みたり、治療に対して不平不満をぶつける)なのだとか。

 

陽性転移の場合はどのようなことが起きるかというと、専門医へ対する尊敬というより恋愛感情に近い態度を示す傾向があるのです。

 

境界性人格障害の人は「自分が見捨てられる」ことを極端に嫌がります。

 

治療とはいえ、自分に対して真剣に考えてくれる専門医の態度が「私のことを愛してくてるんだ」と認識してしまうのでしょう。

 

好きの嫌いしかない世界で生きているため、極端な感情が芽生えしてまうのです。

 

その結果、治療が進まなくなったりするリスクが生じたり深刻な問題に発展することも考えられます。

 

専門医は白馬の王子様?

境界性人格障害の人のブログを拝見しました。

 

自分を助けてくれるヒーローや白馬の王子様として見ていおり、治療も専門医と長くいたいために嫌がらせをしたりしたと。

 

ブログを書いた人は、専門医と離れたくないために入院中は院内のルールを守り真剣に治療に専念したと記しされています。

 

人によっては、辛い治療の癒し的存在になるのか。

 

「私はあなたのモノよ」ストーカー的な態度になるのか。

 

境界性人格障害の陽性転移はさまざな顔があると言えるでしょう。

 

「永遠の片思いをしている健気な主人公」を演じている境界性人格障害の人たち。

 

きちんと治療を受けているのならその感情もプラスの力として見ても良いかもしれません。

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