境界性人格障害とアダルトチルドレン(AC)

境界性人格障害とアダルトチルドレン(AC)

境界性人格障害とアダルトチルドレン(AC)

境界性人格障害もアダルトチルドレン(AC)も、その発症原因は幼少期の家庭環境にあることが指摘されています。

 

アダルトチルドレン(AC)は病名では無く、子供のような大人のことではありません。

 

幼少期に育った家庭または家族がその機能を無くしており、家庭内に対立が生じ、家族間の諍いや子供への心身虐待、性的虐待、ネグレストなどが日常的な中で育った子供が、その時期に培われた性格をそのまま引きずり、大人になってからも生き辛さを抱えている人のことを言います。

 

境界性人格障害とアダルトチルドレン(AC)の違い

幼少期の家庭環境や育ち方に問題があり、健全な家庭環境に育っていないと、日常会話や人間関係、社会性に問題が生じてしまいます。

 

境界性人格障害は見捨てられ不安から、周囲の人を振り回し自分の思い通りにならないと迷惑行動にでます。

 

アダルトチルドレン(AC)は、幼少期の家庭環境から出来上がった自分自身の性格が原因になるので、多くの人にACは当てはまると言われます。

 

家庭環境に完璧はないのと同じように、人の性格にも完璧はありません。

 

多かれ少なかれACの要因は、誰でも持っているのです。

 

小さい時に受けた心のキズや精神的な抑圧によって、大人になってもその影響で言動がコントロールされ、対人関係を上手く築けず、相手を不快にしたり、必要以上に相手に合わせたりしますが、自分ではそのことに気付いていません。

 

境界性人格障害は誰にでも依存して周囲を巻きこんで迷惑行動をとり、破滅的な行動に出ますが、ACは自分に自信がない為に自己主張出来ず、ネガティブな思考に陥りやすく、自分の気持ちが良く分からなくなります。

 

原因が幼少期の家庭環境にあることから、よく似ていて境界性人格障害とアダルトチルドレン(AC)は間違えられやすいのですが、ACに自傷行為や自殺企画はほぼありません。

 

境界性人格障害の原因の一つにアダルトチルドレン(AC)がある?

誰でも持っている言動や行動の癖がマイナスに働いているのが、アダルトチルドレン(AC)です。

 

ACは突然症状が出るのではなく、ずっと持ち続けていた性格ですから治ることはありません。

 

境界性人格障害の症状に気付く時、ACの診断もされることが多くあります。

 

ACがあって境界性人格障害であるとも言えますが、ACがみんな境界性人格障害かというとそれは違います。

 

大人になっても幼少期のトラウマに引きずられていることに気付き、ACを認識することで人間関係や精神的な苦痛を和らげることが出来ます。

 

境界性人格障害もACを含んだ自分の症状を理解し、良き理解者を得ることで改善していくことが出来るのです。

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