境界性人格障害の症状が再発するとき

境界性人格障害の症状が再発するとき

境界性人格障害の症状が再発するとき

一度寛解した境界性人格障害も再発し、再び症状が現れる時はあります。

 

どの様な事が原因であり、どの様に回復を目指すべきでしょうか。

 

境界性人格障害の再発

一度寛解した境界性人格障害は再発する可能性があります。寛解から2年後の再発率は統合失調症では35%程度ですが、境界性人格障害は67%とかなり高い確率で再発します。

 

再発する原因は様々あり、同棲中の恋人との喧嘩が絶えない状況が続いていたり、信頼していた人から裏切られたり、仕事が上手く行かずに挫折した等、精神的に大きなショックやダメージを受けると再発しやすいと考えられています。

 

再発すると、以前の様にあらゆる物事に対して二極思考で良し悪しを分別したり、不安感や虚無感を感じたり、感情のコントロールが上手く出来ないといった症状が現れます。

 

もし自分で境界性人格障害が再発したと感じた場合や、周囲の人から再発を指摘された場合は、早めに精神科で受診し、投薬治療とカウンセリングを受けて回復を目指す必要があります。

 

また境界性人格障害の再発とは言えない状態でも、イライラが治まらない、不安感がある、気分が落ち着かないといった精神面での不調を数日間連続して感じた場合でも、精神科で受診する事をお勧めします。早めの対処で境界性人格障害の再発を防ぐ必要があります。

 

境界性人格障害の再発を防ぐには、自分に自信を持つ事(自己愛を持つ事)、他人の話や行動に懐疑的にならずに柔軟に対応する事、自分がどの様な人間になりたいか目標を作る事です。「なるようにしかならないから、悩んでいても解決しない」と、抱えている悩み事を深く考えない事も大切です。

 

境界性人格障害の治療は数年間かかり、5年以上通院している人も居ます。その為、再発した場合はまた数年に渡る治療期間が必要となります。再発を防ぐ為に、自分の考え方を変えて、柔軟な思考を持つ様にする必要があります。柔軟な思考を持つ事によって、対人関係も上手く行き、不安感や孤独感を抱かずに日常生活を過ごす事が出来ます。

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