境界性人格障害は嫌われる傾向がある

境界性人格障害は嫌われる傾向がある

境界性人格障害は嫌われる傾向がある

境界性人格障害の人は周囲の人から嫌われる傾向にあります。それは境界性人格障害の人が起こす言動に特徴があるからと言えます。

 

境界性人格障害の人が嫌われる理由

境界性人格障害の人は、自分が周囲の人に嫌われない様に良い外見を繕い、振る舞いも丁寧に見える様にする為に、初対面の人からは魅力的に見えるので、最初は周囲の人と仲良く過ごす事が出来ます。しかし、一度ターゲットとなる人を見つけると、行動は悪い方向へ変わります。

 

例えば同性の友達が出来たとします。すると友達と常に行動を共にする様になります。そして友達の事を過剰に褒め称え、大切な友達として絆を作ろうとします。

 

お互いに家に帰って離れている時間があれば、頻繁にメールや電話をする様になります。始めは友達も受け入れてくれますが、少しでもメールの返信が遅くなったり、電話に出なくなったりすると激怒し、罵声に近いメールや電話をしてくる様になります。

 

最近ではチャットツールの一つである「LINE」をスマートフォンで利用している人が多く、LINEは自分が送ったメッセージを相手が読むと
「既読」という文字が出る仕組みになっていますが、「既読」と表示されているのにも関わらず、友達から何の返信も無い場合は、何度もしつこくメッセージを送ってきます。

 

これは境界性人格障害の人が抱える「見捨てられ不安」という特徴が原因です。見捨てられたのでは無いかと不安になり、何度もメッセージを送り、最終的には激怒して、ヒステリックなメッセージを送ってくるようになります。ヒステリックなメッセージの底には「自分を見捨てないで」という気持ちが入っています。

 

また、友達と思っていた人が他の人と仲良く話をしているだけでも激怒し、友達の悪い噂を周囲に広めて、自分の友達を他の人から遠ざける様にしてしまいます。

 

この様な行動により、友達からも周囲の人から嫌われてしまう可能性が非常に高いです。

 

例えば異性の恋人が出来たとします。境界性人格障害の人は、恋人が魅力的に思ってくれる様に身だしなみや行動に気を付けて接してくる為、恋人は良い相手と関係が結べたと最初は感じます。

 

しかし、頻繁にメールや電話、LINEをしてくる為、対応しきれない場合が多くあります。対応出来ないと境界性人格障害の人は「見捨てられ不安」を感じ、ヒステリックになり、何度もメールや電話をしてくるようになります。

 

また、わざと恋人にばれる様に他の異性と浮気をして、恋人が自分を見捨てないか試してみたり、「今すぐ家に来ないと自殺するから」という電話をして、慌てて恋人が家に駆けつけると、本人は何事も無かったかの様に笑顔で迎え入れます。

 

仕事等の理由で数日間会えない日が続くと、ようやく会えた日に「寂しかったからこんな事をしてしまった」とリストカットをした手首を見せ付けてきて同情を乞う様に接してきます。散々振り回された恋人は疲弊し、別れを告げて逃げ出します。

 

他には、他人に対して「好き」と「嫌い」のどちらかにしか別けない為(二極思考)、「嫌い」と感じる相手には罵声を浴びせたり、肉体的な攻撃を行う事に抵抗がありません。

 

その結果、周囲の人にどんどん嫌われて行き、気が付けば周囲に誰も居なくなってしまいます。

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